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こんなクリスマス、もうやめにしませんか?

♪まぶしい季節が 黄金(きん)色に街を染めて…♪

1992年、中山美穂&WANDSが歌って大ヒットした「世界中の誰よりきっと」のワンフレーズです。

日本中のあちらこちらでクリスマスイルミネーション、ウインターイルミネーションが始まったという話題が取り上げられています。今日の読売新聞一面では日比谷公園の巨大クリスマスツリーの点灯や、社会面では丸の内から皇居外苑までのライトアップの記事が載っていました。一般家庭でも庭や外壁などにイルミネーションを楽しむようになり、イルミネーションのコンテストを催している街もあるとのこと。

ちょっと調べてみました。

1kgの二酸化炭素を排出する人間活動の単位を「1Wm」と規定しているそうです。この1Wmという単位、目安は冷暖房機(エアコン)の2~3時間フル回転使用時とほぼ同じだそうです。我が家の98年製エアコンの暖房標準消費電力は0.98KWでありましたので、3時間で2.94KW、約3KWの電力消費で1kgの二酸化炭素が発生することになります。

家を彩る電飾に豆電球1000個を使用したとします。豆電球1個の消費電力は約1W/1Hとすると、電飾全体で1000W=1KWです。夜通し点灯させるということで1日約8時間、クリスマス前後の約15日間イルミネーションをおこなった時の消費電力量は

1(KW)×8(時間)×15(日間)=120KW

となります。3KWで1kgの二酸化炭素が発生するのですから、この期間、1軒の家の電飾ピカピカで、約40kgの余分な二酸化炭素が外気に排出されることになります。町内100軒がイルミネーションを行なったら約4トンです。

条件付けや定義付けの基準が明確でないこと、省エネの発光ダイオード等がライトアップに使用されたり、時間や期間が一律同じというわけではありませんので、随分強引で乱暴な試算であると思います。ただ、ライトアップやイルミネーションを実施しなければ、不必要な二酸化炭素は発生しないことだけは紛れも無い事実です。

ある国で昔ながらの手法で牧場を営む老夫婦が語った言葉です。

「この(牧場の)土地は、孫たちから借り受けている大切な土地です。キチンと手入れし大切に使わせてもらい、いつか孫たちにそのままの形で返さなければならない大事な土地なのです。」

「土地」を「地球」に置き換えてみれば、私達が今直ぐにでも取り組まなければならないことが明確になると思います。

毎日のように、温室効果ガスの排出量削減や環境破壊の深刻化のニュースが報道されている一方で、ライトアップ・イルミネーションが季節の楽しい話題として取り上げられている日本という国は、やはりどこかおかしいと思います。

何でも他人事、自分さえ今さえよければいいという病気が蔓延していて、重要で深刻な問題をとらえるアンテナとその問題に対処する能力が麻痺してしまっている状態といえそうです。

まぶしい季節じゃなくてもいいじゃないですか、街が黄金(きん)色の染まらなくたっていいじゃないですか。

上っ面だけのきらびやかさ、表面的な華やかさばかりを追い求めるのではなく、明日のこと、残される子供達の将来のことを考えながら、心の中に灯されるロウソクの温もりを感じながら自分自身を見つめなおして過ごすクリスマスこそ、今の時代とても大切なのではないでしょうか。

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コメント

「我々の住んでいる地球「土地)は子孫からの借り物である」
と聞いたことがあります。従って奇麗に使い、引き継ぐ義務があると。コメントが遅くなりましたが、他の方がどのような反応をされるか興味が有りました。残念ですね!このサイトは塾関係の方も多く見ておられるはずなのですが。
戦争に負けてから、戦前は悪、戦後の米国を善とした風潮のまま過ごしてきたつけがでてきたのでしょうね!管理人さんのご子息が成長され、同じように父親になるときにこの地球がどうなっているのか憂いております。機会があれば、ご存知かもしれませんが、ドイツ等のヨーロッパ諸国に留学なり、旅行をさせてみてはいかがでしょうか。
もしくは南の島の小国(水没の危機に直面している国です。)私はいずれの国もその目でみて確かめてきましたので、モラルの違い、被害の深刻さを痛感している次第です。
自分自身が始めて行くしかないかない現状は淋しくもありますが、諦めないように頑張るのが、今を生きているものとしての義務だと考えております。
来年はいよいよ、義塾150周年ねんですね。良い年になりますように!そして良い年をお迎え下さい。

投稿: 一球入魂 | 2007年12月26日 10時09分

一球入魂さん、コメントありがとうございます。

連日のように報道される環境問題、その一方で資源の浪費といえるようなライトアップの話題…。そんな矛盾を少しでも「おかしいんじゃないの?」と思ってくだされば…と、珍しく野球以外の話題を取り上げてみました。

やはり多くの日本人は、自分の身近に問題が直接的に影響してこないと、どこか「対岸の火事」みたいなところがあるのでしょう。

自戒の念もこめて、「次の世代により少しでも良い環境を残してあげたい、そのために自分ができることは微力かもしれない、でも微力でもやればやった分だけは、環境破壊がほんの少し食い止められるかもしれない。」と。

子供達の無邪気な寝顔をみていると、今自分にできることは可能な限りしてあげたい、そう思います。

一球入魂さん、また何かありましたらコメントお願い致します。

投稿: すーさん@10 | 2007年12月26日 12時01分

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