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お手本。

天気は良かったんですけれど、寒かったですね。

今日は、昼から少年野球の練習に行ってきました。監督・コーチ陣は着込み過ぎで雪だるま状態なのに、マメ球児たちはユニホームだけ。グラウンドを走り回って、元気一杯でした。

さて、順調に練習メニューを消化し、最後の練習シートノックも各守備からのバックホームが終わり、キャッチャーフライの捕球を残すのみとなりました。現在小学3年生のY君は、新チームになって外野からキャッチャーにコンバートされたいわば発展途上捕手。ノッカーのキャッチャーフライをなかなか捕球することができません。そこで、低学年チームの監督から「すいませーん。お手本見せてやってくれますか?」と御指名を受けてしまいました。

現コーチ陣の中で捕手経験があるのが私だけということで白羽の矢が立ったわけですが、大学2年生以来約19年マスクをかぶっていない私は口には出さなかったものの「ええっ、ちょっと待ってよ~」と内心オロオロ…。ノッカー役のコーチからも、「いいかY。キャッチャーフライのとり方をよーく見ておくんだぞ」という余計なプレッシャーをかけられ、「えーい、どうにでもなれ」と心の中で叫びながらY君からミットとマスクを受け取りました。そして平静な顔つきで「じゃ、お願いします。」と一言。

マウンド中央付近にノッカーとY君と私。それを見つめるマメ球児16人。監督・コーチ陣が4人。練習のお手伝いに来ていたお母さん4人。すべての視線が集まり緊張感漂う中、キン!という金属音と共にボールが空高く舞い上がりました。ボールはほぼ真上のフライ。「うわっ、たけ~」とつぶやきながらボールの落下点にたどり着き、さあ捕球…というところで、放り投げたマスクにつまづきバランスを崩し転倒。もちろん捕球失敗。

「え~」とマメ球児たちから一斉にブーイング。頭を掻きながら照れ笑いを浮かべ、「すいません。もう一丁お願いします。」

2本目。キン!今度はやや前方へのフライ。悠々落下点に入りキャッチしたと思った瞬間、ボールがミットから跳ねて飛び出し、まさかのエラー。「ああ、なんてこった。」監督・コーチ陣、マメ球児、お母さん達は一斉にズッコけ、私は恥ずかしくて顔から火が出るような思いをしながら、苦笑いしているノッカーに「本当にすいません。もう一丁お願いします。」

3本目。カキン!前の2本よりも高く舞い上がった打球をみて、「何もそんなに高くあげることなかろうに…」と思いながら後方バックネットの方へ必死にボールを追っかけます。「届かないか?」と思った瞬間、体が勝手に反応しスライディングキャッチ、見事に好捕!今までの失敗を取り返すようなファインプレーで一気に名誉挽回。マメ球児らギャラリーから上がった「おお~」という感嘆の声を聞いてホッとしました。

意気揚々とベンチの方へ引き上げる私の背中越しに、ノッカーのコーチがY君に向かって話している声が聞こえました。

「Y。しっかり見てたか?キャッチャーフライはああいう風に素早く反応して取りに行くんだ。でも1・2本目みたいな真似はしなくていいからな。」

…ピューっと北風、寒さが心に沁みました。

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