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プロ野球人気回復のヒントは高校野球にある!?

今日はバレンタインデーですね。今年は逆チョコなんていう、くだらないお菓子メーカーの陰謀が盛んに取り上げられてますが…。春一番が吹き気温も20度くらいまで上がるバカ陽気になりました。あ~あ花粉が…。

さて今日の読売新聞の15面に、同新聞社が1/31~2/1に実施した「スポーツに関する全国世論調査」の結果が載っていました。じっくり読んでいろいろ考えているとみるとなかなか面白いので、簡単にご紹介を。

見るのが好きなスポーツ第1位は「プロ野球」。複数回答で46%の人が挙げました。男女別にみると男1位「プロ野球」(60.3%)、女でも1位は「プロ野球」(31.7%)、さらにはWBCにも「関心がある」(66%)という結果もあり、凋落傾向にあるといわれたプロ野球も意外や意外、その人気は根強いんですね。

さてちょっと驚いたのは、33%の支持を集めて男の2位、総合でも28%の支持を集めて、ゴルフ・テニス・バレーボールといった他のスポーツを抑え込んで堂々の3位に入った「高校野球」。その高い支持率の要因は何なのでしょう。

それは「今のプロ野球に望むこと」という問いの答えにあるような気がします。

この問いに対しては、1位「見ごたえのあるプレー」(41.8%)、2位「国民的スター選手の登場」(25.1%)、3位に「テレビ中継の拡大」(16.9%)、4位「ファンサービスや球場施設の充実」(14.3%)、5位「試合時間の短縮」(11.5%)という答えが続きます。簡単にいえば、こうすればプロ野球はもっと人気が出るよという答えなのですが、この答えを踏まえた上で高校野球を思い描くと…?

負けたら終わりの真剣勝負から生まれる心を揺さぶられるようなプレー(1位に該当)、KKコンビから最近では斎藤佑ら大会を盛り上げる人気・実力を兼ね備えた選手の存在・活躍(2位)、試合開始から終了までNHKでの完全生中継(3位)、甲子園という伝統と風格の漂うスタジアムの雰囲気(4位)、イニング交代での全力疾走等で試合時間が短い(5位)…そのすべてが当てはまるんですよね。

さらにもうひとつ。

「好きなプロ野球チームは」という問いに対して、近畿地区ではタイガースが47%・九州地区ではホークスが28%でともに1位、北海道・東北地区ではファイターズが2位(21%)、3位イーグルス(12%)という結果でした。そしてそのチームが好きな理由として「地元・出身地のチームだから」(32%)が2位に入りました。2つの結果を合わせて考えてみた時、そこに「地域性・地元」というキーワードが浮かび上がってきませんか?

そしてこの「地域性・地元」とキーワードは、「高校野球」の存在基盤を構成する最も重要なポイントでもあるんですよね。

「プロ野球」に対するアンケートの答えから導き出された「高校野球」が支持される理由、言い換えれば人気回復を図る「プロ野球」の目指すべき方向性のヒントが「高校野球」にあった!

さあ、プロ野球関係者の皆さん、どうします?

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おまけ。

サッカーW杯予選真っ只中、「W杯に関心がある」人が50%もいるのに男女ともに見るのが好きなスポーツベスト5にサッカーが入っていませんでした。スタジアムでの熱狂的な応援の様子・盛り上がりから考えても意外な結果でしたね。

でも何となくわかる気もするんですよね。

スタジアムでの応援のテンションについていけない、座りながらくつろぎながらビールでも飲んで自分のペースで試合観戦することができないんじゃないか、チームを熱狂的に愛するサポーターの皆さんに交じってド素人に近い私のような者が見に行ってもいいのだろうか、実際はスタジアムでの観戦は考えているよりもずっと気軽で楽しいものかもしれませんが、何となく尻ごみしてしまうような感覚。私のようにテレビではよくサッカー中継を見るものの、スタジアムでの応援にはある種の閉鎖性と抵抗感を感じ、ある程度の距離感を保っておきたいという無意識の意識。

それでも50%の人々がW杯に関心があるのは、地元(日本)の代表が全国(世界)でどう戦うかという図式が成り立っているからかもしれません。

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…とまあ、いろいろなことを「ああじゃないか、こうじあないか」と考えるには、なかなか興味深い読売新聞の特集だったと思います。

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コメント

高校野球バンザイ!ですよね。やっぱ私にとっても原点です。
サッカーの現地スタジアム観戦ができない感じは、マリンスタジアムのライトスタンドにも共通する感覚です。熱狂的なのはいいですが、どうも本来の観戦環境ではないような気がします。
他の球場でもメガホンや歌(?)などの騒音は同じようなものかも知れませんよね。
これから野球を続けていく子供たちにも、いい環境で野球を見せてやりたいなぁと思うところです。

投稿: chu3_ballpark | 2009年2月14日 13時48分

chu3_ballparkさん、コメントありがとうございます。

野球を応援しにスタンドへ足を運んでいるというより、集まって一緒に応援することそのものを楽しんでいるといった感じですよね。
メジャーリーグ中継を見て感じるのは応援の仕方がうまいなぁということです。当然鳴りものは無し。拍手と声援だけであれだけメリハリのついて球場一体となるような応援ができるんですから、日本のプロ野球応援関係者も、のべつ幕なし鳴り物パッパー、太鼓ドンドン、旗振り、タオルブンまわし、ジェット風船…ではなくもう少し野球を見るための工夫を凝らしてほしいと思いますね。

仰られるように、子供たちが野球そのものに集中できるようなスタンド環境を整備してあげたいですね…。

ということで、また何かありましたらコメントいただけると嬉しいです。

投稿: すーさん | 2009年2月14日 14時53分

自分でも不思議なんですが、やっぱ高校野球はいいですね。プロの選手も高校野球を経験しているのですから、なんであのときの事を継続してできないですかね。攻守交替、バッターボックスに入る際、またちょっとしたことで、ボックスやマウンドを外す行為。昔。福岡大大濠高校のピッチャーだったかな。投げてすぐキャッチャーから返球があり、サイン交換したかしないかの速さで投球し、相手にリズムを取らせずに勝ち進んだことがありました。プロの中継が年々無くなる中、高校野球は最近では衛星でも見られるようになりました。やはり態度とか行動みたいなものに人気があるのでは。ちなみに審判も結構好きですよ。少し前だったら、達磨さんとか…。あの炎天下でずーとジャッジをしてくれてるんですから。結構なお年ですのに。偉いです。

投稿: おく こと KEI Okumura | 2009年2月14日 16時52分

おくさん、コメントありがとうございます。

今プロ野球は時間短縮で、投球間隔15秒ルールなんてものを厳格に適用するなんて方向に向かっていますが、そんなことを徹底するよりも、おくさんの仰られる通り攻守交替のダッシュ、バッターボックスに入るまでの時間短縮等々、プレー以外で詰められるところがたくさんあるような気がします。

こうしたことを試みながら更にきびきびテキパキ颯爽とプレーすることを心掛ければテンポも良くなるしリズムも出てくるし、時短も進むんじゃないでしょうかね。

まずは心構えとして、パンツのダボダボ裾廃止から始めてみてはいかがでしょう。気が引き締まりますよ!

ということでまた何かありましたらコメントいただけると嬉しいです。

投稿: すーさん | 2009年2月14日 17時20分

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