東北旋風。~第81回センバツ・10日目~
大会も終盤戦。10日目は、準々決勝の残り2試合が行われました。
【大会10日目】
〈第1試合〉 南陽工 vs 花巻東
南陽工 003 000 000 =3
花巻東 010 000 31X =5
南陽工はPL戦粘りの完投勝利を挙げた10番・岩本君。花巻東は菊池君ではなく猿川君が先発。
先制したのは花巻東。2回裏1死後セカンドゴロ悪送球で2塁に進んだランナーをきっちり送り2死3塁。1番相葉君がライト前タイムリーでまずは先制。
すぐさま南陽工が反撃。3回表三ゴロ失策で出塁したランナーをこちらもキッチリ送り1死2塁、四球で1死1・2塁。ここで2番竹重君のあたりはセンターへ。センターダイビングキャッチを試みるも打球を後逸(記録は3塁打)、走者一掃となり逆転。3番中川君もセンターへ犠飛を放ち3点目を挙げます。
チャンスを作りながらあと一歩で岩本君を攻略できない花巻東は、試合の流れを変えるべく6回からエース菊池君を投入。
7回裏、セーフティバント成功、送りバントで1死2塁のチャンスを作ると4番・猿川君が外角高めのストレートをバックスクリーンへ運ぶ同点2ランHR。続く5番・横倉君がセンター前にはじき返すと、7番・菊池君がレフトオーバーのタイムリー2塁打を放ち一気に逆転。
8回裏にも岩本君からスイッチした中川君を足で揺さぶり、バッテリーエラーを誘いノーヒットで貴重な追加点を奪った花巻東は、エース菊池君が6奪三振0封で南陽工最後の粘りも凌ぎ切り接戦をモノにしました。
花巻東は初出場で4強進出。岩手県勢も25年ぶり(大船渡の4強)に4強進出を決めました。
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〈第2試合〉 早稲田実 vs 利府
利府 000 050 000 =5
早実 020 010 001 =4
先制したのは早実。2回裏左前・右中間2塁打で1死2・3塁のチャンスをつかむと9番・磯網君のセンター前ヒットで2点を先制。試合は早実ペースで進みます。
5回表それまでチャンスを作りながら早実先発の小野田君を攻めきれなかった利府が怒涛の反撃に出ます。死球→三内野安打→犠打で1死2・3塁のチャンスに今大会当たりに当たっている1番・遠藤君が三塁線を破る2塁打を放ち同点。2番・藤原君がセーフティバントを決め、すかさず二盗(1死2・3塁)、3番馬場君が四球を選び1死満塁で、4番井上君が逆転打となるタイムリーヒットをセンターへ放ち2者生還で4-2。
ここで早実は鈴木君へスイッチするも利府の勢いは止まらず。死球で再び満塁にすると6番・櫻田君がスクイズ(記録は内野安打)で5-2と突き放します。
早実もその裏すかさず1点を返し5-3。試合は9回の攻防へ。
9回裏、2死から1番・大野君の2塁打、大矢君の高いバウンドの投前の内野安打で1・3塁のチャンスをつかむと3番・土屋君がセンター前タイムリーを放ち1点を返し、さらに1・3塁。一打同点というところまで粘ります。…が、最後は利府・塚本君が4番・森君をショートゴロに切って取り試合終了。利府は、東海地区準Vの掛川西、関東地区準Vの習志野、そして東京準Vの早実と、各地区大会準優勝チーム下して、初出場ながら4強進出を果たしました。
宮城県勢の4強進出は8年前の2001年の仙台育英(準優勝)以来、21世紀枠選出校の4強進出も8年ぶり(沖縄・宜野座以来)、東北勢が4強に2校進んだのはセンバツ史上初の快挙だそうです。残念ながら準決勝のカードが利府vs花巻東ということで、東北勢の星の潰しあいになってしまうのですが、何とかこの勢いで初の大優勝旗の白河の関越えを実現してほしいですね。
そして早実の敗退は残念でした。でも先発メンバーのうち2年生が5人という若いチームですので、この経験を生かして夏、そして来春と着実にステップアップしていってくれることを期待します。
しかし、今日の試合も素晴らしい2試合でしたね。ここまでの全27試合中実に13試合が1点差ゲームだそうです。
緊迫した大熱戦が続きますね~。
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