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緊迫感はWBC決勝以上。

ということで、昨日は長男の少年野球春季大会公式戦の第2戦が行われました。

朝9時試合開始ということで7時に集合。いつもの運動公園で準備体操・キャッチボールを行った後、シートノックで中継や連携プレーの動き方をサーッとおさらいしてから、試合会場の小学校へ移動しました。

到着すると対戦チームはすでにグラウンドで練習中。…そして遠目にみてもデカイ。スタメン表を交換してわかったのですがオール4年生という強力な布陣でした。かたや長男のチームは4年生2人・3年生5人(長男含む)・2年生1人、そして今春入学したばかりの新1年生1人がいきなりスタメンというなんとも頼りなさげな布陣…。学年・体格の比較だけでしたら既に勝負ありといった感じでしたが、その通りに行かないのが野球の面白いところですよね。

前回、緊張のあまりカチコチに固まっていたマメたちも2戦目ということで少しは試合前の雰囲気に慣れてきた様子。加えて試合前・試合中と熱くなって大声で指示を出し続けマメたちを委縮させてしまった反省から「~しろ」「…はダメ」を封印し、軽口・冗談を交えながら「あれだけ練習してきたんだから絶対いけるよ」「練習通りやれれば大丈夫」「ミスしたっていいから思い切ってやればいいんだよ」と自信を与えるようなアドバイスと、技術的なポイントを2・3点最終確認する程度の内容でミーティングを切り上げたことで、適度な緊張感を保ちながらリラックスしているといういい雰囲気を醸し出すことに成功します。

一方の対戦チームのマメたちは、今季初の公式戦ということもあってかガチガチの様子。

そんなこんなで試合開始。長男は6番ショートで先発出場です。

「プレーボール!」

相手先発のマメ君が投じた初球、カキーン!という快音を残して我が軍の1番バッター(3年生)が放った打球はセンターの頭上を越えていき、いきなりのランニングホームランに!

この先制パンチで勢いに乗った我がチームが一気にたたみかけ、3回終了時で9-3と大きくリードを広げます。

この予想外の展開にベンチや保護者応援団も大盛り上がりとなり、どこからともなく「今日の試合はもらった」という雰囲気が漂いはじめました。

このホッとした雰囲気をマメたちが敏感に察知したのでしょうか。それとも25度近くまで上がった気温で体力が消耗し疲れたのでしょうか。はたまた相手チームが試合の雰囲気に慣れ実力を発揮し始めたのでしょうか。

それまで踏ん張って抑えていたエースのボールがきっちりアジャストされるようになり、快音とともに鋭い打球が野手を襲うようになります。4年生が打ち返す鋭く強い打球に、2・3年生主体の我がチーム守備陣は対応しきれません。グラブをはじかれたり、ボールに追いつけず後逸したりすることで、次々に負の連鎖反応がおこり一気にガタガタに…。攻撃陣も立ち直った4年生エースを打ち崩すことができず、試合の形勢は一気に逆転。猛反撃にあい後半戦は防戦一方、気がつけば5回表を終わり10-8とわずか2点差にまで追い上げられてしまいます。

最終回の5回裏。先頭バッターをサードのエラーで出すと、続く2番にレフトオーバーのランニングHRを浴び、ついに10-10の同点に追いつかれます。相手チームが一気に押せ押せムードとなり続く3番は粘って四球で出塁。間髪入れず盗塁を試み、キャッチャーからの送球がそれセンターに転がる間に一気に3塁へ。

無死3塁、3塁ランナーがホームに帰るとサヨナラ負けという大ピンチ。打席には4番バッター…。

ああ~もう、絶体絶命!

とてもベンチで冷静でいられるわけありませんがどうすることもできません。「何とか凌いでくれ」と祈るような気持ちで守備につくマメたちを見つめました。

この緊迫した場面で我がチームのエースが踏ん張ります。最後の力を振り絞り4番・5番を連続三振に切って取りなんとか2アウトに。

2死3塁。

2死をとったことでちょっと心に隙が生じたのでしょうか。なんと6番バッターに投じた初球はホームベース手前でバウンドするまさかの暴投!

キャッチャーが必死に後逸しないよう体で止めにいきますが、プロテクターではじいたボールは一塁側へコロコロ…。

3塁ランナーはそれを見てホームに突入。

キャッチャーは慌ててボールを拾いホームベースへ。

突っ込むランナー!

ダイブするキャッチャー!

ランナーとキャッチャーがホーム上で交錯!

際どい!

…グラウンドを包む静寂。

駆け寄った主審の右手が高々と掲げられ

「アウトッ!ゲームセット」

その瞬間、両チームのベンチそして保護者応援席から沸き起こる「よくやったぞ~」という歓声と大きな拍手。

いやぁ、しびれましたね~。レベル云々は比べ物になりませんが、緊迫感はWBC決勝のそれと全く遜色のない、いやそれ以上の素晴らしいモノでした。勝利を信じ最後まで一生懸命繰り広げられたマメたちのひたむきなプレーには熱くなりましたし感動いたしました。

素晴らしい試合を見せてくれた両軍のマメたちに感謝したいですね。どうもありがとう!

ちなみに長男は第1打席でサード強襲内野安打を放ち公式戦初安打をマーク。2打席目は空振りの三振。3打席目は1死2・3塁からいい当たりのファーストゴロを放ち、アウトにはなりましたが打点1を挙げました。盗塁も1個成功し攻撃面では100点満点といったところですが、本人は守備で3連続エラーをして得点を取られてしまったことが気に食わない様子。逃げ切れず引き分けに持ち込まれたことも加わり、試合後相当凹んでいました。

長男の一生懸命なプレーに充分満足してしまったオヤジ。一方当の本人は全く満足してない。その様子をみて、常に先を目指し貪欲な気持ちを持ち続けるという姿勢は見習わなければならないと反省する一方で、わずかの間に随分たくましく成長していることにちょっとうれしくなりました。

さて、この試合に引き分けたことで長男のチームは来週(26日)の試合で勝てば低学年リーグ優勝の可能性が出てきました。

来週もマメ・ベンチ・応援団一丸となって勝利をつかめるよう頑張りましょうね!

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コメント

ナイスゲーム!
文面からだけでも、熱さが伝わっていきます。
でも、本当に試合の中での「流れ」というのは怖いですよね。
止めようと思っても止められないのが「流れ」だと思いながらも
なんとかできないものか、と思ってしまいます。

投稿: chu3_ballpark | 2009年4月20日 21時03分

chu3_ballparkさん、コメントありがとうございます。

熱くなりましたね~。これだけのめり込んで野球を見たのはWBC決勝以来ですかね。

どんなレベルであってもどんな環境であっても醍醐味を味わうことのできる「野球」というスポーツの偉大さ(器の大きさ?)のようなものを再認識させられました。

野球をやってて良かったなぁとしみじみ思います。
長男そして次男にも、これからも野球に携わっていってほしいなぁと思っています。

ということで、また何かありましたらコメントいただけると嬉しいです。

投稿: すーさん | 2009年4月21日 10時12分

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