文化・芸術

「男鹿和雄作品展」を見てきました。

盆休みということで、家族4人で東京都現代美術館(江東区・木場)で開催されている「男鹿和雄作品展」を見に行きました。

この作品展は、宮崎アニメの背景画を手掛けたことで有名な男鹿氏の作品が、600点も公開されています。

「冷房の効いた美術館なんかでのんびりゆっくりと…」という私の思惑と、カミさん・子供の「トトロの背景画を描いた画家の絵が見たい」という思惑が見事に合致した為、遅めの朝食をとった後出発しました。

美術館に到着してまず延々と続く行列に唖然、チケット購入に約20分、そこから更に入場まで約80分というすさまじい状況。宮崎アニメの人気の高さに改めて驚きました。

入場できたのは12時30分過ぎ、まず氏が「侍ジャイアンツ」(私達の世代の野球アニメの代表作)の背景画を手掛けていたことにびっくりしました。その後、「トトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」「おもひでぽろぽろ」「耳をすませば」「猫の恩返し」「もののけ姫」「千と千尋…」「ゲド戦記」…の数々の背景画を子供たちとワイワイいいながら楽しく観賞しました。

ただ私が心を強く揺さぶられたのは前記のジブリ作品より、氏がジブリを去った後に関わった「はだしのゲン」「第二楽章」といった第2次大戦での悲劇(広島・長崎の原爆投下、沖縄戦)を描いた作品の数々でした。その中でも一番印象に残っているのは、原爆投下で湧き上がる赤いキノコ雲が描かれている作品と、夕暮れの原爆ドームをバックに川面に無数の精霊が流されている作品でした。あまりにも美しく忠実に精細に描かれているその作品だからこそ、その背景にあった悲劇がヒシヒシと伝わってきました。

最後のトトロコーナーで嬉しそうに記念写真を撮ったりや、トトロ折り紙を楽しそうに熱中して織っている子供達の様子を見ながら、戦争の悲劇を絶対に繰り返してはならないという念を強く感じることができた作品展でした。

不純な動機で行った作品展でしたが、見終えて有意義な時間を過ごすことができたことに、非常に感謝しています。

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